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浅野 芳裕
Journal of Synchrotron Radiation, 5, p.615 - 617, 1998/00
被引用回数:6 パーセンタイル:49.2(Instruments & Instrumentation)現在、原研・理研共同チームにおいて大型放射光施設スプリング8が建設され、共用されようとしている。本施設で得られる放射光ビームはかつてなかった程の大強度となり、ビームライン遮蔽条件も厳しいものとなる。そこで原研では、ビームライン遮蔽設計コードSTAC8を開発し、その妥当性の評価を行ってきた。今回、スプリング8ビームラインを建設するにあたり、STAC8コードを用いて遮蔽計算を実施した。ビームラインは、アンジュレータ、ウィグラー、ベンディング・ビームラインと3種類に区分され、それぞれ、直線偏光の影響、遮蔽壁の実効長さ及びビルドアップ効果が、散乱角度及び方位角度毎に評価され、局所遮蔽の有効な使用に適切な助言を与える知見を得た。
斎藤 祐児; 中谷 健*; 松下 智裕*; 宮原 恒あき*; 藤沢 正美*; 曽田 一雄*; 室隆 桂之*; 上田 茂典*; 原田 英幸*; 関山 明*; et al.
Journal of Synchrotron Radiation, 5, p.542 - 544, 1998/00
被引用回数:62 パーセンタイル:94.44(Instruments & Instrumentation)2つの円偏光アンジュレータを利用した軟X線ビームラインの建設を行っている。円偏光アンジュレータは5つのキッカーマグネットを用いて、同じ光軸上に左右円偏光を取り出すことができる。ビームラインは2枚の前置鏡、不等刻線間隔回折格子を用いた定偏角分光器、2枚の後置鏡により構成されており、1500eV以下の光エネルギー領域をカバーする。光線追跡計算の結果、使用するエネルギー領域すべてにおいて、エネルギー分解能10以上が得られることがわかった。実験ステーションでは、この高分解能光を用いて、高分解能光電子分光、内殻光吸収磁気円二色性、2次元光電子分光装置の建設も進めている。
片山 芳則; 辻 和彦*; 下村 理; 亀掛川 卓美*; M.Mezouar*; D.Martinez-Garcia*; J.M.Besson*; D.Haeusermann*; M.Hanfland*
Journal of Synchrotron Radiation, 5(Part3), p.1023 - 1025, 1998/00
放射光を用いたX線吸収法による高温高圧下での新しい密度測定法を開発した。この方法をパリ-エディンバラ型大容量プレスに適用し、それをESRFの高強度かつ高エネルギーのX線と組合せて実験を行った。高圧下での試料の変形の効果を除くため、ルビー製の円筒容器を試料容器として用いた。密度は透過X線の試料位置依存性(吸収プロファイル)を測定することによって求められた。結晶及び液体Biの密度を、この方法を用いることによって1GPa、750Kまで測定することに成功した。測定点のばらつきは過去の高エネルギー物理学研究所、放射光実験施設での実験に比較して小さかった。これはESRFでX線の強度が強いこと、プレス位置の精度が高いことによると考えられる。
高橋 正光; 水木 純一郎
Journal of Synchrotron Radiation, 5, p.893 - 895, 1998/00
被引用回数:16 パーセンタイル:72.09(Instruments & Instrumentation)SPring-8の原研ビームラインに設置される表面X線回折計に組み込まれる新しい機構を考案した。それは、試料表面からの回折X線を受ける受光スリットをその面内で回転させるというものである。これにより、散乱条件の変化に伴う受光スリットの角度分解能の変化を補正することが容易になり、表面X線回折強度を高い精度で測定することができるようになる。本機構は、任意の入射角・出射角を用いた回折実験に対して有効な補正因子に関する考察に基礎をおくものである。論文及び講演では、補正因子の算出の方法と、回転スリットの実際の調整方法についても述べる。